セコリ百景は2015年にSecori Galleryと株式会社ブライトログが協業で立ち上げた「日本のものづくり」を伝えるためのメディアを中心としたプロジェクトです。
「生産者と消費者を繋ぐ」
この言葉から全てが始まり、今日も地道に活動を続けています。
まず、僕たちのメインの活動は日本のものづくりの現地まで足を運び、拾い集めた数々の物語を時には何日もかけて丁寧に編み、文章や写真で表現することです。
10年先や100年先でも残るようなストーリーを描くことをポリシーとしています。
メディアとして伝えること、アーカイブすることに重きを置く僕たちですが、活動を続けるにつれ、文化を未来に繋ぐのにも多くの形があると考え始めました。
ただシンプルに生産者と消費者が出会うだけではないかもしれません。
今の社会であれば、インターネットの情報が人に与える影響も大きい。
思いもよらないジャンルの人や職業の人同士がこのプロジェクトを通して横断的に繋がることもあるかもしれません。
生産者と生産者、消費者と消費者の繋がりも必要だし、もっと大きく文化の繋がりが起こるかもしれません。ネットだけでなく現実世界において人同士が出逢うことは今の社会で実は一番大切だと感じています。
そして、この「繋がり」こそがこれからの社会に必要な変化を起し、明るいものづくりの未来への種となると信じています。
日本全国には、未だ出会ったことがない美しい風土や、力強い伝統を背景としたものづくりで溢れています。
ひとつの国のもとでこれほどまでに彩り豊かなものづくりの文化が花開いたことは、ある意味奇跡かもしれません。
僕たちセコリ百景は、これからもものづくりを通してその奇跡の「文化」を伝え、広げ、繋いでいきます。
現場を取材して、撮影して、記事を書き、編集して、世に出す。
イベントを企画し、ものづくりの世界に実際に触れてもらう。
今後はより、ものづくりから透けて見える「文化・風土」を軸に多面的な活動を展開していこうと考えています。
ものづくりを通して、かつて存在した多くの日本人の人生感に触れることで、学べることは沢山あります。
いつの日か、ものづくりの枠を超えてこれからの日本の歴史の1ページを創っていこうと思います。
このプロジェクトに終わりはありません。
これから先も多くの文化や、仲間と出逢えることが楽しみです。
みなさんの参加をぜひお待ちしています!