こんにちは、こんばんは。宮浦です。
サイト内のライター募集でもひっそりと告知をしているのですが
セコリ百景では一緒にものづくりの記事を書いてくれるライターさんを随時募集しています。

一度SNSで告知をした時に、計20名もの方々からご連絡をいただきました。
サイトがはじまって間もないのに、こんなにもものづくりの現場への関心が多いことに驚き、嬉しく思いました。同時にもう少し細かく書かないといけないなぁとも思いました。

なので追記編というタイトルで、僕らがどんなビジョンで、どのような活動をしていて、そして一緒に働きたい仲間のイメージなどもちょっと書いていきたいと思います。

 

まず、ビジョンについてです。

セコリ百景とはという説明ページでも書いているのですが
「なかなか表に出ないものづくりの風景を伝えたい」という気持ちと、付随する課題が僕らがセコリ百景をスタートしたきっかけになっています。

あっ、セコリ百景は株式会社ブライトログとSecori Galleryの共同サービスで、それぞれの視点はもしかしたらちょっと違うかもしれません。向いてる方向は一緒なので、そこはポジティブです。

通常、お店に並ぶ商品からは作り手の想いや、作り手の顔がほとんど見えないと思います。けど、お店に並ぶ商品に情報が添えられるべきとは全然思ってなくて、全国の生産現場の風景、商品ができるまでの道のり、作り手の想いなどを僕らが訪問取材して、ご紹介する。そしてサイト内ではお買い物ができて、興味が高まればツアーに参加して、工場見学や作り手との交流ができる仕組みを作ろうとなりました。これがサイトスタートの経緯です。

セコリ百景では最終製品に関わる工程(工場・工房)だけではなく、分業制の中で表に出ない工程を担う工場の職人さん達も取材することが必要だと考えています。当然産業は複数の工場から成り立っています。しかし、全ての工程が紹介されることは滅多にありません。分業は量産には向いているけど、1社倒れるとドミノ倒しになる危険性があります。産地を支えるどの工程でも担い手不足は大きな問題です。1人1人の技や情熱や背景をきちんと紹介することでその仕事に興味を持ち、飛び込んでくれる未来の担い手さんに届くかもしれないと期待を持っています。

そして、ちょっと誤解されがちですが、分かりやすいものがたりがある商品ばかりを追い求めてるわけではありません。“背景よりも見た目が大事”というデザイナーさんが作る商品も取材記事を通して、誰が読んでもわかりやすい形で伝えることも僕らの役目だと思っています。見た目にこだわるデザイナーさんのデザインのこだわり、素材の選び方、コンセプトなど、伝えないとわからないけど、伝えても支障のない情報はご紹介していきたいと思っています。

正直で情熱的なものづくりに僕らの心が動く。だから伝えたい。そういったモチベーションです。各取材やイベントを通して、各地の作り手のファンを増やしていこうと考えています。買うだけではない参加型のサイトというのは、目指すその仕組みからです。

 

僕らの活動内容です

現在は主に4人でセコリ百景を運営しています。(以前募集をしたライターさんとは一人一人とお会いしている段階です)
上にも書いた、株式会社ブライトログの大滝さんと那木さん、そしてフリーの僕と、同じくフリーランスの下山君の4名です。それぞれのプロフィールと記事はこちらからご覧いただけます。ブライトログの二人は主に渋谷のオフィスにいてWEB制作を生業にしています。地方にも飛ぶエンジニア的に、一緒にキャンピングカーで各地を訪れたり、バリバリ取材をしています。那木さんがエンジニアリングで大滝さんがデザインやディレクションを担当しています。そして下山君はSecori Galleryが運営するセコリ荘の金沢店を作るべくディレクターを引き受けてくれて、金沢に移住しています。移住して9ヶ月が経ちますが、北陸3県のものづくりの現場を訪問取材することはセコリ荘のミッションでもあるので、かなりのスピードで工場工房の訪問をしています。僕は3年ほど前から可能な限り各産地に足を運んできました。年間150~200社ほどの工場工房を訪問しているのですが、そのほとんどが繊維企業です。繊維の工場工房を訪れる中で、文脈をたどっていくと分野を超えた文化やものづくりの原点があることに気づき、ここ1年ほどは衣食住にまつわるさまざまな現場にお邪魔しています。2013年からは月島でセコリ荘という週末限定のお店で商品の展示販売をしていたのですが、2015年3月から一時閉店して、キャンピングカーに乗り全国の生産現場を訪れています。

日本各地で取材に行きたいものづくりの現場が山ほどあるのに対して、訪問のスピードに時間がかかっていました。もっともっと各地の魅力を掘り下げ取材したい、ということで取材をして記事を書いてくれるライターさんを募集しました。

 

一緒に働きたい仲間のイメージ

引き続き、ライターさんを募集しています。

「あのものづくり紹介したい」

「この魅力をもっと知りたい」

「実は、連載先を探していた」

ありがたいことに、
「セコリ百景の活動に共感したから関わってみたい」

こんなモチベーションが根っこにあると嬉しいと思っています。
取材先を僕らで手配することももちろんできますが、
お願いされて行く取材と、探究心溢れて行く取材では全く意味が変わってくると思っています。

なので、決してプロのライターさんである必要はないと思っています。

「地元の文化、仕事を発信したい」

「移住先のものづくりを紹介したい」

など、探究心や情熱があれば、書くことが初めてでも、きっと良い形になると確信しています。各地から集まった文章を読者の方々が読みやすい形にまとめる編集工程をセコリ百景がしっかり担えれば。

でももっともっと多くの人が、少しずつでも国内のものづくりに関わっていかないと、と思っています。それはデザイナーでも、職人でも、営業でも、企画でも、記者でも、編集でもファンとしてでも。その為にはセコリ百景が新しい経済圏を作っていかないといけないのかも。

ライターさんだけでなく、僕らが出逢った素材に対して地域ブランドを作りたいデザイナーさんや、本を出版したい方、編集者さん、イベントを展開したい方など。

さまざまな形で一緒に継続的にお仕事できるかなぁとも思っています。

可能性を常に開いていきたいので、月に1回くらいどなたでも参加できるお茶会も各地で企画していこうと思っています。

これからイベントも開催していくので、定期的にサイトに遊びに来てもらえると嬉しいです。

そんなこんなで長くなりましたが、ライターをしようと思ってくれた方、その他の方ももちろん、気になる方は引き続きお気軽にご連絡ください。

 

お問い合わせ

 

 

(宮浦晋哉)


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宮浦
宮浦 晋哉

セコリギャラリー主宰日本のものづくりの創出と発展を目指し「Secori Gallery」を始動。産地を回りながら、書籍制作、イベントの企画運営、製品開発、ディレクションなどに携わる。コミュニティスペース「セコリ荘」を運営しながら、生地のショールームも展開。