前年に引き続き、セコリ百景取材チームは2017年も栃木県益子町と茨城県笠間市の陶器市に行って参りました!

1泊2日でじっくりまわる焼き物の里は、どちらも魅力たっぷり。交通情報やお役立ちの豆知識を踏まえながらも、それぞれの特徴をご紹介します。

次回の陶器市に足を運ぶ際の参考にしてみてください。

もくじ

 

初夏のお楽しみ、「かさましこ」の陶器市へ

 

益子と笠間で、「かさましこ」。

八溝山を越えてお隣に位置するこのふたつの焼き物の里は、古くから多くの陶芸家たちが暮らしを営み、ものづくりをしてきました。

毎年ゴールデンウィークに開催される陶器市は、どちらも大勢の人々で賑わいます。

その盛況ぶりは、焼き物に対する人々の関心の高さをうかがい知ることができます。

 

 

快適に陶器市を満喫するために、まず服装のポイントをまとめてみました。

〈服装のポイント〉

・歩きやすい靴

・両手が使えるバッグ

・日よけの帽子

陶器市の会場は広いので、一日中歩いても疲れないような歩きやすい靴はマストです。また、さまざまな焼き物を手にとってじっくり吟味するためには、リュックサックや肩掛けなどの両手が自由になるバッグが便利。

そして、意外と盲点なのが「日焼け対策」です。陶器市は屋外で行われているので、初夏の陽射しは油断禁物。帽子を持参したり、日焼け止めがあると大活躍します。

人混みではぐれても目印になるような、鮮やかな服装で参加するのもおすすめですよ。

陶器市には本当にたくさんの焼き物が並んでいるので、会場に到着するまでに、どんな物が欲しいかをだいたい決めておくとお買い物がスムーズです。

到着するまでの車や電車の中で、「何買おうか?」なんて話し合うところから、わくわくがはじまります。

 

それではいよいよ、陶器市に出発!

 

工芸の丘にぎゅっと凝縮された笠間の「陶炎祭(ひまつり)」

 

東京を8時前に車で出発し、陶炎祭の会場に到着したのはお昼の12時頃。

途中で少し渋滞もありましたが、それほど時間もかからずに通過することができました。

2017年の笠間の陶炎祭は、4月29日(土)〜5月5日(金)に開催。
百景チームは最終日に伺いました!

会場付近は、駐車場を求める車で混雑ぎみ。お昼ごろには満車になってしまうことが多いので、空いている駐車場を見つけたら迷わず駐車しておくのが賢い選択です。

駐車料金は、どこも一律500円のようでした!

 

 

工芸の丘という、広い公園施設を使って開催される陶炎祭は、音楽フェスの会場のよう!
中央のステージでは時間ごとにさまざまなイベントも用意されていました。

 

 

作家さんごとのテントには、個性豊かな作品がずらり。
たくさんの素敵な作品があって、目移りしてしまいます。

笠間の陶炎祭は会場が一か所にまとまっているので、まずは一通りテントを見て、お気に入りをチェックしておくのがおすすめ。

気になる作品は、テントの軒先についている番号をメモしておくと場所を覚えやすいです。

 

 

お腹が空いたらごはんエリアへ。

ごはんを食べながら、一通り見てきた作品の中で、どんな焼き物が気になったかを仲間と相談するのも楽しいひととき。

 

 

入り口に置いてある会場マップは、誰か一人が入手しておくと便利です。
場所を確認しながら、気になる作品をあれこれ見比べてじっくり考えましょう。

 

 

夕方近くになってくると、値下げ商品もちらほら出てきていました。
しかし、最終日となると商品の数も少なくなってきているので一長一短。

手間暇かけて作家さんの手から生み出される焼き物は、ひとつとして同じものはありません。より多くのバリエーションの中から運命の作品と出逢うなら、初日に来るのがベストです。

 

 

芝生に自家用のテントを持参して、ファミリーで来ている人々の姿も多くありました。

疲れたら木陰でのんびりお昼寝もできる広々とした会場は、小さいお子さんやペットを連れた方も快適に過ごすことができます。

夕方まで満喫した一行は笠間で宿泊し、翌日の益子陶器市に向けて英気を養いました。

 

街全体が陶器のお祭り状態に。益子陶器市

 

翌朝10時頃に宿を車で出発し、益子の陶器市会場付近に到着したのは約30分後。

初夏の爽やかな田園風景に癒されながらドライブを満喫していると、あっという間です。午前中だったためか、道路も渋滞せずにスムーズでした。

肝心の駐車場はというと、お昼前にも関わらず、会場の中心部に近い駐車場は残り1台分しか空いていない状態!ぎりぎりで駐車することができました。駐車料金は、笠間と同じ500円。

益子の陶器市の開催期間は4月29日(土)〜5/7(日)と、笠間よりも少し長め。

また、11月2日(木)〜11月6日(月)にも開催され、益子では毎年春と秋で2回の陶器市を楽しむことができます。

 

 

笠間とは異なり、益子陶器市の場合は街中が会場になっています。

焼き物屋さんが軒を連ねる城内坂エリアは、道路の両サイドに販売のテントがぎっしりと並んでいるので、全部見て回れるか心配になるくらい。

 

 

のんびり見ていたいところですが、時間を忘れてゆっくりしすぎてしまうと全部回りきれなくなってしまうので要注意。益子の陶器市の会場はそれくらい広いんです。

まんべんなく陶器市を楽しみたい人は、気になる作品に目星をつけておいて、どんどん次に進みましょう。

 

 

もちろんごはんの屋台もあります。

お祭りにあるようなメニューからエスニック料理、本格的なコーヒースタンドまで、バリエーションもさまざま。

「おいしそう!」と思ったらひとまずゲットして、仲間とわけっこしながら食べ歩きもできます。

 

 

益子共販センターの脇道や、小高い丘の上にある遺跡広場にも作家さんのテントがたくさんあるので、見落とさないよう。

初めて益子陶器市に行く方は、最初に会場マップでエリアを確認しておくといいかもしれません。

 

 

作家さんたちが自ら趣向をこらした展示方法も見どころのひとつ。また、気に入った作品を作家さん本人の手から買うことができるのも嬉しいですよね。

「どうやってつくっているんですか?」
など、気になることは思い切って聞いてみてはどうでしょう?

自分の作品に興味を持ってくれるのは、作家さんとしてもうれしいはず。親切にあれこれ教えてくれます。

 

 

益子には素敵なセレクトショップやカフェが点在しているので、ほっと一息つきたいときにふらりと立ち寄るのもおすすめです。

街のあちこちがフォトジェニックで、思わず写真を撮りたくなってしまう気持ちも分かる!

 

 

道の途中でふと目に入る里山の風景も、心を豊かにしてくれます。
益子でも陶器市を夕方まで楽しんだ一行は、東京へと帰路につきました。

 

毎年行っても飽きるどころか、新しい発見のある「かさましこ」の陶器市。仲間たちと数人で行くと、それぞれの好みや生活スタイルが分かって、楽しさも倍増です。

 

 

目移りしながらも、悩んだ末に我が家につれて帰ってきた焼き物への愛着はひとしお。

例えば、買ってきたカップでコーヒーを飲む時間、陶器市での思い出や作家さんの顔が頭に浮かびます。

日本のものづくりを知り、日常に取り入れる経験の入り口として。
ぜひ、陶器市に足を運んでみてください。


作者情報(一覧を見る)
shiori
山越 栞

フリーランスライター・編集者
「日本のかっこいいところを見つけて、もっと多くの人に伝えたい」そんな想いで執筆・編集などに携わる。10代から始めた茶道は現在も勉強中。